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今回は、仙腸関節の痛みについてブログを書きました。
仙腸関節とは、腰の骨の下にある骨盤(仙骨と腸骨)の関節です。関節という言葉を聞くと動きがあるように思いますが、実際はほとんど動きがありません。むしろ、色々な靭帯によって動かないようにされています。
・立っているだけで腰の下の方が痛くなって辛い
・長時間座っていて立つ時に痛い
・お尻と足の外側がしびれるような違和感がある
という方はぜひ最後までご覧ください。
目次
仙腸関節性が痛くなるの原因
仙腸関節は、上半身の体重を支える上から下に向けての重さと、ジャンプした時などの下半身からの衝撃を、骨盤を介して上半身に伝える下から上の力が加わります。ですので、仙腸関節には、上半身と下半身の中継地点として様々な力が加わります。
身体の左右のバランスや姿勢が悪いのに動作を繰り返していると、仙腸関節に対する負荷が集中してしまいます。それが続くと、仙腸関節を安定させるために働いている、筋肉や靭帯に痛みを引き起こすこともあります。
仙腸関節に痛みは女性が多い
女性は男性よりも身体の筋肉や靭帯が柔らかく、妊娠や出産の時に、骨盤への負荷が仙腸関節への負担となり痛みが出やすいです。妊娠をきっかけに、仙腸関節に必要以上の動きが生じてしまうことで、仙腸関節が不安定になり、痛みが生じやすくなってしまうこともあります。
そして、不安定なまま、ゴルフやボーリングなど、腰を捻ることが多いスポーツをすると、骨盤や仙腸関節に負担が集中し、仙腸関節性の痛みが生じることがあります。
腰と股関節の動きが悪い
仙腸関節に痛みが生じるだけでなく、その周囲の筋肉や靭帯にも痛みが生じることがあります。骨盤や仙腸関節に負担が集中することが原因ですから、股関節の動きが悪い場合や、腰の回りにくいさで、仙腸関節に負担をかけることがあります。
特に股関節は、グルグルと回す事ができる、肩関節の次に自由に動かせる関節です。その動きが悪くなると、股関節の周りの筋肉や靭帯が、股関節のかわりに無理をして動いてしまいます。その結果、動いてはいけない仙腸関節がグラグラ動き痛くなったり、お尻の筋肉に負担がかかり痛くなったり、お尻の筋肉が硬くなって神経を圧迫し足がシビレてきたりしてしまいます。
このように、たくさんの事がが仙腸関節性の痛みに関与していますから、自分だけで痛みの原因を見つけ、自然に良くなることは難しいでしょう。
歩き方でわかる仙腸関節の異常
過度に骨盤の動き過ぎていないかを、誰かに見てもらうと症状がわかりやすいです。
例えば、歩いている姿を後ろから見てもらい、足を着いた方にだけ骨盤が揺れていたりします。これは、足からの衝撃を、骨盤周辺の筋肉が支える力が足りないことで起こります。この状態を放置すると、腰や仙腸関節に負担がかかり続け痛みが出てきてしまします。歩いている姿を見るだけでも、骨盤の揺れが強いのであれば、スポーツするとなるとさらに骨盤周囲の動きが過剰になっている可能性があります。
仙腸関節の痛み改善ストレッチ
仙腸関節が不安定な場合は、コルセットをしながらストレッチをしましょう。腰のストレッチや股関節のストレッチを行い、動きを良くする事で仙腸関節の負担を無くすことができます。その時に、骨盤をコルセットで圧迫する事で、仙腸関節を動かさずに痛めることなくストレッチできます。
コルセットの締め方
- 足を肩幅に開いて前傾姿勢になります
- 土台となる太いベルトを、腰の出っ張った骨を中心に締めます
- 前傾姿勢のまま、外側のゴムベルトを左右均等にひっぱり貼り付けます
前傾姿勢からまっすぐ立つと、骨盤がグッと締まるのがわかります。
コルセットを使った股関節のストレッチ
- 天井を向いて寝ます
- 寝た姿勢で両膝を肩幅に開いてください
- 片足ずつゆっくり横に倒して股関節を動かしていきます
これを左右10回ほどすると、少しずつ股関節が動きやすくなるのを感じる事ができます。仙腸関節に痛みが出る場合は、激しくやりすぎなのでゆっくり動かしてください
まとめ
今回は仙腸関節による痛みに関して説明しました。
腰や仙腸関節の痛みで、立ち仕事や、スポーツのパフォーマンスが低下して悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。ご紹介したストレッチや、コルセットを締めて生活していても痛みが治まらない場合は、自力で改善するのは難しいです。ですので、お近くの保険を使っていない整骨院。完全予約制の治療院にご相談ください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
【監修】柔道整復師 香西 良亮
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