股関節が痛む!!歩く時『左右にゆれる』『歩幅が狭い』のではないですか?

いつもブログをご覧いただきありがとうございます!!
神戸市兵庫区で開業しております。
あかり鍼灸整骨院の院長の香西です(^^♪

今日は雨が続き、肌寒い一日になりそうですね。
秋になると涼しくなり、紅葉や美味しい旬の食材がたくさんあるので、お出掛けしたくなりますね!!
でも・・・・

「出かけたいけれど、友達に迷惑かけたくない」

「歩くたびに痛みがでて、犬の散歩が毎日ストレスになってしまう」

「歩幅が狭くなってしまい、つまずきそうで怖い」

股関節に異常があると、歩き方までおかしくなり、お出掛けする気力さえなくなってしまうのではないでしょうか?
今回のブログをご覧になることで、

『あなたの股関節の痛みがどのようにして起きるのか』
『股関節の痛みがでる方の特徴』
『自宅でできる簡単なセルフケア』

をご紹介いたします。
「趣味をやめよう・・・」「もう治らない・・・」と諦めかけている方はぜひ最後までご覧ください。

 

なぜ股関節が痛くなるのか!!

 

股関節は骨盤のくぼんだ部分と、大腿骨(太ももの骨)によって構成される関節です。
球状になった大腿骨が、骨盤のくぼんだ部分に浅くはまり込むような状態になっています。

股関節は、骨同士がしっかりとかみ合っていませんので、色々な方向に動かすことができる不安定な関節です。
そもため、たくさんの筋肉や靭帯(じんたい)などによって補強され、関節の袋(関節包)に包まれることにより安定させています。

正常な股関節では、筋肉や靭帯(じんたい)が、関節に直接の衝撃がかからないように支えてくれています。
しかし、年齢を重ねるにつれて、股関節の周りあるお腹の筋肉(腸腰筋)や、お尻の筋肉が弱くなり、骨盤が後ろに倒れてしまいます。

骨盤が後ろに倒れると、大腿骨(太ももの骨)は前に押し出されたような位置になり、股関節(骨盤のくぼんだ部分と太ももの骨)の前が狭くなり、動きが悪くなります。

 

その状態で負担をかけ続けていると!!

 

股関節には、腰より上にある頭、身体、両腕の重みがかかります。そうすると身体全体の65%の重みが両方の股関節にかかることになります。
では片足立ちになると、股関節への負担はどれくらいになるのでしょうか?

 

答えは何と体重の3倍になります!!

私たちは日常生活で片足立ちになる場面が非常に多くあり、階段を上ったり下りたり、普通に歩くだけでも一歩一歩踏み出すのは片足立ちになっています。

骨盤が後ろに倒れた状態で片足に負担をかけ続けると、関節へのダメージが積もりに積もって軟骨をすり減らせ、変形性股関節症になる第一歩になってしまいます。

 

股関節痛のほとんどは筋肉の痛み!!

軟骨がすり減ったからといって痛みがでる事はありません。
なぜなら、軟骨自体に痛みを感じる神経がないからです。
先ほども書かせていただいた通り、股関節はたくさんの筋肉や靱帯(じんたい)によって支えられています。

 

骨盤が後ろに倒れることで、大腿骨(太ももの骨)が前に押し出されないように、股関節の周りの筋肉が必死で支え、がんばり過ぎることで痛みが出ることがほとんどです。
このような痛みは、関節を支える筋肉から発生する「筋・筋膜性疼痛症候群」と言います。

 

関節や軟骨を守ろうと筋肉が限界を超えてがんばる

筋肉自体が痛みをだす

筋肉では支えきれず軟骨に負担がかかる

軟骨がすり減り変形してしまう

バランスが崩れて余計に筋肉に負担がかかる

こういった悪循環を繰り返すことで、動きの悪さや痛みを作っていくのです。
じっとしていても痛みが出るようになり、最終的に手術を受けないといけない可能性もあります。

 

・股関節に痛みが出る人の特徴

「左右にゆれる」

歩く時に左右にゆれる方は、お尻の筋肉が弱くなり、足が地面について片足に体重がのった時に、支えることができなくなっています。

お尻の筋肉は、大腿骨(太ももの骨)の後ろ側に引っ付いていて、後ろにひっぱることで股関節を安定させています。
歩く時左右にゆれるという事はお尻の筋肉が弱くなり、大腿骨(太ももの骨)が前にでて負担をかけている可能性があります。

「歩幅が狭くなる」

これは重心が後ろになっているからです。人間の重心は骨盤の第2仙椎にあります。
骨盤が後ろに倒れると、重心が後ろになりますので前に進みにくくなってしまいます。
実際に体重を後ろにかけながら、1歩踏み出そうとしてみてください。
絶対に大股には出来ないはずです!

 

しかも、股関節の動きが悪くなってしまい、後ろ足で蹴るという事がなくなります。

結果的に、歩く時に足を上げる事がむずかしくなりつまずきやすくなります。
靴をみると、踵だけすり減っているのではないでしょうか?

『歩くと左右にゆれる』『歩幅が短い』という方は、骨盤が後ろに倒れてしまい股関節に痛みが出る可能性があります。

 

『自宅でできる簡単セルフケア』

まずは、肩幅に足を開いて頂き、つま先を平行にします。

 

骨盤が後ろに倒れている人は、姿勢も悪くなり背中も丸くなってしまいます。

ですので、顔はまっすぐ正面を向きながら、お腹を前に突き出すようして立ちます。
お腹を前にだすと、自然に背中も伸びます。

この状態でゆっくり10回深呼吸をしましょう。

(背中を伸ばそうとして立つと、無駄な力が背中にないってしまいだるくなってしまいます)

これをすることで、股関節の正しい角度を身体がおぼえ、歩きやすくなると思います。
外でやるとおかしな人と間違われてしまいますので「これから歩くぞ」っという時には、家で毎回するようにしてくださいね。
それでも痛みがおさまらない、という方はいつでもご相談ください!!

監修 : 国家資格 柔道整復師
香西 良亮

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